【第40回例会終了報告】
日時:2017年7月2日(日)13:30~16:00
場所:あいちNPO交流プラザ 会議コーナー2・3
参加 : 18名
メンター&サポーター :宇津、中京大学 加納先生、ちびっこメンターS君、玉井さん、田口さん、竹中さん、土岐さん
今日はチャンピオンの僕(宇津)が少し発表をしました。試しに作ってみた電子工作です。(写真は別で撮影したもの)
光センサーを使って、明るいと5個あるLEDが全部消えて、どんどん暗くするとLEDが一つずつ点灯していくものです。
使った機材は、Raspbery PI3、光センサー、ADコンバーター、 LED 5個、あとは抵抗など。
制御するプログラム言語はPythonです。
ミソは光センサーのアナログ信号をデジタル信号に変えてプログラムで処理するところ。
光センサーで得られた明るさは電圧が大きい/小さいで表されています。
それをADコンバーターというチップがプログラムで処理できる数字に変化してくれます。
あとはみんなが良く知っている、もし数字が○○より大きければ△△する、というプログラムで
LEDをいくつ点灯させるか変えるだけです。
どこまで伝わったかわかりませんが、みんな興味津々。試しに光センサーを手で覆ったり、手を放したり。
みんなが興味を持ってくれれば、今後電子工作教室もやってみたいと思っています。
次の本を参考にしました。
内容は大人向けの文章で書いてありますが書いてある通りに作れば、簡単に作れます。
結構詳しく書いてあるので逆にわかりやすいかも?
電子工作初心者の僕でも簡単に作れました。ちなみに僕の電子工作レベルは中学校の技術家庭のレベルです(^^;
お父さん、お母さんと一緒にやってみてもいいかもしれませんね。
カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作って動かしてしくみがわかる (ブルーバックス) 新書 – 金丸 隆志 (著)
パーツは一つ一つお店で購入するのは初心者には大変です。
違いがぜんぜん分かりませんでした(^^;
なので、書籍の内容に対応したパーツセットを秋月電子から購入しました。
間違って違うパーツを購入することが無いので安心です。
さて、今回もペアプログラミングのお題を決めました。お題は、「三角」「ゆれる」「くち」。みんなからはこんなアイデアが出てきました。
- 三角
- ピラミッド
- 正三角形
- 豚の鼻
- ゆれる
- 地震
- ブランコ
- 風鈴
- 口をプルプルさせる
- くち
- くちぶえ
毎回、面白いアイデアが出ますね。さあ、どんな作品に仕上がるでしょう。
チビッコメンターのS君です。
S君は作品を2つ発表してくれました。1つはシューティングゲーム。
あいかわらず、敵や弾やら大量に飛び交い、えぐいゲームです(笑)
S君はあっというまに、こんなゲームをつくって毎回感心します。
こちらは遺伝的アルゴリズムを使って迷路を解くプログラムです。
前回の加納先生の講義で遺伝的アルゴリズムを聞いて、一週間で作ってきてくれたのだとか!!会場一同驚きです。
迷路の中を車がランダムに進みます。最初はすぐに壁にぶつかってしまうのですが、何度もやり直しているうちにゴールにたどり着けるようになります。
迷路の画面をいくつも用意して、いろいろな迷路でゴールできるようになることを見せてくれました。
どんなふうに迷路を進んでいくかをホワイトボードに説明してくれています。進み方をランダムに作って、
なるべく壁にぶつからずに進めた方法を残して、最終的にはゴールにたどりつける方法が残るのだそうです。
いつも元気なN君
次々に右から飛んでくる大きな弾を主人公のキャラクターがよけるゲームです。
大きいからよけるのが大変!弾はスプライトをコピーしてたくさん作ってくれましたね。
画面の左端に弾が到着したら消えるよう、画面の左端に緑の線を置くことでこれに触れたかどうかで判定をしてますね。
「画面の端に触れたら」という条件にすると、画面の上や下、右端でも当てはまってしまうので緑の線をつかいました。
うまくいきましたね!
Hくん
シューティングゲームを作る予定でしたが、どうやら宇宙空間を宝箱が漂っています。
マウスで猫を操作して、宝箱をゲットします。
星の絵もあるので、今後星をとるとなにか起きるプログラムも作れそうですね。
宝箱もいっぱい増やしたいそうです。作りたいことがいっぱいあって楽しみですね。
RくんとKくん
シューティングゲームです。
時間がたつにつれて月が満ち欠けします。これもお題の三角形からの発想だとか!
右と左、二つの飛行機が戦える2人プレイの作品です。
それぞれミサイルを発射します。
爆発の効果がいい感じで出てましたね!
EちゃんとAちゃん
ペンを使っておにぎりを描くプログラムです。テーマの三角形を生かしてくれてますね。
ペンを使った作品は少ないので新鮮ですね。おにぎりを描いた後は、黒いスプライトで海苔をペタッと。
三角形の最後の頂点の位置を合わせるのが難しいんじゃないかなと思います。
まわりの小さいおにぎりは、スプライトで描いてくれているようですね。
Hくん
画面のボタンをクリック連打していくと、経験値のようなもの(Gold)が貯まってだんだんレベルアップしていきます。
敵のHPのようなものは、今回も例によってとても大きくて作った本人も倒したことが無いのだとか(笑)H君はこういう細かなこだわりのゲームが多くて面白いですね。
Kくん
今日はとりの図鑑をつくるとのこと。でも、今日は発表はないみたい。彼の納得いくものじゃないと発表したくないのかもしれません。こだわり派ですね。また次の作品を楽しみにしていますね。
Mちゃんとお友達のMくん
海に船がうかんでいます。背景には家をたくさん並べてくれましたね。
スペースキーを押すと弾を発射します。
弾を発射するプログラムは、なかなか難しいんです。
初め隠している弾を発射位置に動かす。隠している状態から表示する。
相手に向けて動かす。画面の端についたら隠す。
などなど、いくつか手順を踏まないとうまく動かないんですが頑張って作ってくれましたね。
Yくん・Kくんペア
制限時間までにボタン連打で(?)ピラミッドを登るゲーム。
制限時間を制御するタイマーで苦戦しましたがうまく作ってくれました。
お題の三角形でピラミッドを取り入れてくれましたね。
時間内にたどり着かないと爆発します。
この爆発音は自分たちの声で作ってます。一同大爆笑!
SくんとNくんの兄弟ペア
兄弟で初参加です。scratchもほぼ初めてでした。緊張気味だったけど頑張って参加して作品を作ってくれましたね!
作品ではコウモリが3匹登場し、羽をバタバタしながら飛び回ります。ハトはキーボードで操作することが出来ます。
コウモリの動きがなかなか雰囲気出てましたね。ぜひ、また遊びに来てくださいね!
IちゃんとAちゃん
前から三角形の障害物が向かってくるのを、ジャンプして飛び越える作品を作ってくれました。
ジャンプのプログラムは簡単そうでなかなか難しいんですがうまく作りましたね。
三角形に当たると、猫が「いたい」とつぶやくところがかわいいですね。
当たった回数も変数を使って、左上にカウントするようになっています。
NくんHくんペア
街づくりゲーム。時間が経つと少しずつお金が貯まって、家を建てるのにお金を使えます。
建てる家によって必要なお金の額が変わってくるんですって。うまいこと考えてくれていますね。
クローンをうまく使って家がだんだん増えていってますね。
僕(宇津)もひとつ発表をしました。
木の形をペンで描くプログラムです。
最初にレベルを入力します。
レベル1では枯れ木のような幹と枝しかない木ですが、
レベル2にするとそれぞれの枝の位置に、レベル1と同じ形の木が描かれます。
レベルをひとつあげていくと、同じ形の木がどんどん細かく描かれていきます。
レベル8では細かい枝がたくさん描かれて葉が生い茂った木のように見えますね。
ブロッコリのようにも見えるかな?
このように、ある形の一部分を切り取っても全体と同じような形であるものを
「フラクタル」と呼びます。
このような形は、自然の中にもたくさんあります。
ブロッコリーの仲間の「ロマネスコ」もそのひとつ。小さな一部をみても全体をみても同じような形が
繰り返されていて面白いですよね。
集合写真
それではまたDojoで会いましょう!