CoderDojo名古屋 子供のための無料プログラミング道場

小学校で教員向けのプログラミング学習研修会のお手伝いをしてきました

CoderDojo名古屋チャンピオンの宇津です。

先週、愛知県春日井市の小学校で、先生向けのプログラミング学習研修会の支援に、宇津とCoderDojo天白の寺島さんとで行ってきました。

主催はCoderDojo名古屋のメンターでもある同小学校の佐藤先生です。先生と私は旧知の間柄で、先生から、プログラミング学習の必修化に先駆けいち早く取り組んでいきたいとのお話を伺い、是非、ということで協力させて頂きました。

研修では、プログラミング学習の必要性、CoderDojoとしての取り組みと現状、Scratchでのプログラミング体験、と1時間では物足りないぐらいですが、駆け足で実施しました(^-^)

ほとんどの先生がScratchやプログラミングは初めての体験で、かなり戸惑っていらっしゃる先生も見られました。普段からどれぐらいコンピューターに慣れ親しんでいるかにより、若い先生は比較的面白がっていろいろ試していたり、年配の先生はこりゃあ大変だという声が漏れたりとまちまちでした。一方で、プログラミングの楽しさは多くの先生が感じられたみたいで、年配の先生からも、新鮮な体験をした、との声を頂きました。

校長先生も新しい取り組みに理解のある先生でいろいろお話をさせて頂きました。どのように授業を進めるのか手探りの状態だそうですが、仮に教科書通りに進めるとしても、教科書と異なるプログラムを組んだ時になぜだめなのか、別解はないのか等、柔軟に指導するためには先生自身にもプログラミングに対する相応のスキルが求められるだろう、とのお話もありました。

そもそも、先生に基本的なパソコンのスキルが不足していると、コンピュータールームを利用した際に何かトラブルがあっても対応に困る、という現状もあるようです。先生方の年齢層や時代背景によって、既に格差があるようですね。広く一定の水準以上の教育をどう提供するか先生方も苦慮されているようです。

10月には実際に生徒向けの授業が実施されるのでお手伝いに行こうと思っています。CoderDojoでは比較的プログラミングに興味を持っているニンジャが多いので、対して学校の生徒ではどのような反応が見られるのか楽しみにしています。